キャプテン・アメリカ

アメリカのヒーローの代名詞

043037キャプテン・アメリカは、1941年にコミックとして登場したアメリカの作品です。
第二次世界大戦の最中に生まれたアメコミとして、悪を力を持って倒すという、典型的なヒーロー像を保っています。

アメリカではヒーローのことを、キャプテン・アメリカと呼ぶほど、ヒーローの代名詞的な存在となっているキャラクターです。
特に、星条旗のアベンジャーとして、アメリカの象徴であり国を守る存在としてのイメージも強いので、アメリカ愛のシンボルとして語られることもあります。

もともと、キャプテン・アメリカはナチスドイツの闘いたいという熱い思いを持った若者が、超人間兵士になるという軍の実験に協力することによって、特別な力を得て正義を守るようになるというストーリーです。
そのため、キャプテン・アメリカとアメリカの愛国心というのは切り離せない関係となっているのです。

時代に応じて変化するキャプテン・アメリカの闘い

このようにキャプテン・アメリカは、アメリカという国家との闘いとリンクしてストーリーが作られています。
初期のストーリーは、ナチスドイツとの闘いがメインに描かれ、勝利を得るヒーローの姿が強調されています。

第二次世界大戦が終結すると、アメリカはソ連を始めとする共産主義陣営との闘いに突入します。
すると、やはりキャプテン・アメリカも、共産主義者たちとの闘いをするようになり、自由を与えるための闘いが繰り広げられることになります。

2000年代になると、その流れも薄れ、一般の悪との闘いをメインに描くようになり、緻密なストーリーが展開されるようになります。
このように、コミック発刊以来、時代の流れに合わせて様々なストーリー展開が行われ、人々の心に入り込んできました。
こうした時代の動きに合ったキャプテン・アメリカのイメージは、世論にも大きな影響を与えたであろうことがうかがい知れます。

超人的な能力を持っていない珍しいヒーロー

アメコミのスーパーヒーローというものは大抵、人間の能力を超えた力を用いて悪を退治するという流れです。
クモのように糸を操って自在に動けるスパイダーマンや、空を飛べるスーパーマンなど、超人的な能力を持っているのがヒーローの典型です。

しかし、キャプテン・アメリカはスーパーヒーローでありながら、こうした超人間的な能力は持っていません。
もちろん、通常の人間よりは軍の実験によって高い能力を持っていますが、他のヒーローの能力と比べれば小さなものです。

その普通に近い人間が、悪を倒して正義を守るということで、より親近感があり人々の心に同調できるのがキャプテン・アメリカの魅力と言えるでしょう。
今までもこれからも、アメリカ人の愛国心の象徴として活躍し続けることでしょう。