スーサイド・スクワッド

2016年のハロウィンではコスプレが大人気に

「スーサイド・スクワッド」は、日本で2016年9月10日に封切りをされたアメコミを原作にした映画です。
ちょうどよい時期ということもあり、2016年のハロウィンではスーサイド・スクワッドのコスプレをして街を練り歩く人の姿が多く見られました。

映画そのものはWeb上の評価が低くつけられてしまうなどかなり苦戦をしていたようですが、実際には強烈なインパクトのある衣装とキャラクターということもあり、全体としては決して悪い映画ではなかったと思います。

まず「スーサイド・スクワッド」の原作から説明をしていくと、主人公は「ハーレクイン」というバットマンシリーズで登場する悪役キャラクターです。

もともとバットマンのアニメシリーズで登場したオリジナルキャラクターでしたが、のちにコミック版にも逆輸入されました。

というのも90年代に登場したバットマンの中のキャラクターで最も人気が高く、同じく人気の高いキャラクターである「ジョーカー」を愛し、行動をともにするうちに悪に染まっていったという経歴があります。

映画「スーサイド・スクワッド」の中でもハーレクインの過去に触れるシーンがいくつも登場しており、元体操選手でありつつ元精神科医という異色の経歴を持つ女性として多くのファンを引きつけました。

配役や演出は高評価である反面、脚本が雑という意見も

映画「スーサイド・スクワッド」が最初に酷評を受けた最大の理由は、映画の脚本の雑さにあると言ってよいようです。

もともとハーレクインもジョーカーもかなり人気の高いキャラクターであり、配役されたマーゴット・ロビー(ハーレクイン役)や、ジャレッド・レト(ジョーカー役)がぴったりとハマり、そこにウィル・スミス(デッドショット役)が加わることでこれ以上ないキャスティングとなっていました。

衣装や小物などの演出もほぼ完璧で、原作のDCコミックをそのまま実写化したと言ってもよいほどの出来だったのですが、それでも脚本のまずさはカバーしきれなかったようです。

そもそも「スーサイド・スクワッド」とは、「正義のヒーローたちでは世界は救えない」ということで政府が世界崩壊の危機を救うために最悪の悪党を集めてチームを結成したものでした。

そのため戦い方や考え方が悪人らしく手段を選ばない行動に面白みがあるところなのですが、映画ではその「なぜ」「誰と」戦うのかということが明確にされません。
極悪人が政府の言いなりになっているというところも納得できない点でしょう。

キャラクターが立ちすぎてしまっていたがために、細かい部分に矛盾がないストーリーを作ることができなかったのでは?というのが映画を見た人のもっぱらの感想です。