ゴールデン・エイジ

アメコミの創生期

世界中で衰えぬ人気を誇っているアメコミですが、その人気は長い歴史に支えられています。
今でこそ、最新の3D技術やSFXを駆使した映画にもなっていますが、その始まりは1930年代にまでさかのぼります。

まさにアメコミの創生期とも言うことができ、この時代にいわゆるヒーローもののコミックがたくさん登場しました。
そして、驚くべきことにこの時代に生まれたコミックや、キャラクターは80年以上経った今でも変わらぬ人気を保っていて、いかにそのヒーローのイメージが強かったかが分かります。

日本のコミックやキャラクターなどは、大きな人気が出ても、数年もすれば他のキャラクターに人気が奪われてしまうことが多いので、このキャラクター力と、人々から愛されるストーリーというのは素晴らしいものがあります。

最初は新聞への掲載だった

アメリカで最初の漫画が掲載されたのは、1896年に「イエローキッド」というタイトルの漫画が始めてだとされています。
しかし、当時はまだ冊子形式のコミックがほぼなかったために、新聞への掲載のみでした。
こうしてアメコミの元祖が新聞掲載という形で始まったのです。

その後、ついに1938年に記念すべき「アクションコミック」第一号の作品、「スーパーマン」が始まりました。
この「スーパーマン」は全米を巻き込む大ヒットとなり、その人気は今も衰えることがあります。
「スーパーマン」の爆発的な勢いが、そのままコミックという世界を作り上げ、成長させたと言っても良いでしょう。

そして、その後もバットマンなどのスーパーヒーローがコミックとなって登場し、まさにゴールデン・エイジと言うべき、アメコミの輝かしい時代が始まったのです。
あまりのヒーローコミックの人気を見て、たくさんの出版社がコミック生産を始めました。
毎月のように、ニューヒーローが誕生し、新しいものが出ては消えという過程をたどりました。
しかし、その中にも根強い人気を保つヒーローが現れ、キャプテン・マーブルなどが一時代を築きます。

第二次世界大戦の波に乗って成長する

アメコミのゴールデン・エイジは第二次世界大戦と時期が重なります。
ドイツや日本などのいわゆる敵国と闘い、勝利を収めたいというアメリカ国民の気持ちが、そのままアメコミのヒーローと重なり、爆発的な人気を生んだのです。

アメリカのヒーローの代名詞ともなっている「キャプテン・アメリカ」もこの時期に大きな人気を集め、ナチスドイツを倒すイラストがコミックに描かれるなど、戦争の熱気に乗ることになります。
こうして、アメリカの時代を象徴するアメコミとして、ゴールデン・エイジとしてますます出版数、作品質ともに上がっていったのです。